<速報> 2025年より、スヴァールバル諸島の
新しい環境保護規制
ポラークエスト社総代理店
株式会社オーシャンドリーム
ノルウェー政府は、2025年よりスヴァールバルで新しい環境保護規制を施行する。これまでと比較しいくつかの変更があり、主に大型のクルーズ船(乗客数200人以上)に影響する。新しい規制は、脆弱な北極圏の環境保護を強化し、野生生物への撹乱を最小限に抑え、この特別な島々を次の世代に残すことを目的としている。
ポーラークエストは環境にやさしい小型耐氷船で運航しております。そのため新しい規制の影響はありません。
M/S Stockholm (12 名)
M/S Sjøveien (12 名)
M/S Balto (12 名)
M/S Quest (50 名)
主要な点は、
・保護区域への上陸は、43の上陸地点を除いて禁止とする。上陸地点の中には非常に広い区域もある。アイスフィヨルドのような保護区域外では、これまで通り自由に上陸することができる。43ヶ所の内の13カ所は、1回の人数が最大39名までとなっているため、小型船には影響がでない。ゾディアック・クルーズは、以前と同じようにすべての場所に行くことができる。
国立公園の保護されている43の場所の内の36ヶ所は、5月の頭で、雪や氷で覆われている間は上陸が可能で、陸を歩くことができるのでハイキングを楽しむことができます。スバーバルでの弊社の25年の経験と知識が誰より有利な立場に一図けてくれると思います。弊社の観光の大部分はゾディアックでクルーズしながら行われます。この新しい規制はM/S Stockholm、M/S Sjøveienは少人数なので影響はありません。M/S Questは、ゾディアックでクルーズと上陸観光を交代で実行できるので、充実した観光を提供が可能。
・海上でのモーターボートの航行は、セイウチの泳いでいるエリアから最低150メートルの距離を保たなければならず、ボートの制限速度はセイウチのいるエリアから300メートル以内では最大5ノットまでである。陸上では従来通りセイウチに近づくことができる。
・ 一般的な速い速度での砕氷は禁止される。但し、ロングイヤービエンとバレンツブルグ間の水路を確保するための砕氷、ナイ・オレスンへの物資輸送、ノルウェー沿岸警備隊が必要な任務を遂行する場合はこの限りではない。AECOの規則に従い、ポーラークエストの船舶は氷を割ることはない。
・ シロクマとの距離: シロクマから少なくとも300メートルの距離を保つこと(一般条項)。3月1日から6月30日の間は、500メートルの距離を保つこと。ただし、シロクマはこのような距離で観察されることが多いことを忘れてはならない。この規制は、スバールバル諸島の陸から12海里(船で約1.5時間)以内のスバールバル・ゾーンに適用される。すなわち、(12海里の外側にある)流氷の上であれば、シロクマとの距離は制限されない。流氷に遭遇することは、通常、旅のハイライトでもある。
・ 以上のことから、今後マーケティング目的(ウェブサイトなど)で島の近くに写っているクマの写真を使うべきではない(注:300~500m離れたシロクマが鮮明に見えることはほぼないため)。もちろん、流氷の上にいるシロクマの写真の使用はOKである。
以上。